消防の頃の話 その2

前回からの続きです。2話目・・・。

そんなある日、クラスで物が無くなったんだ。
ある女子生徒が鞄の中に入れていた現金の入った封筒を盗まれたと騒ぎ出したんだ。

するとクロベーを虐めてた連中の一人が

「貧乏人の黒田に違いない」

と騒ぎ立てやがったわけなんだ。

移動教室の時おっとりしたクロベーはいつも最後まで教室に残ることが多、それが疑われる要因になったってこと。

俺とOは必死に「クロベーは人の物をとるようなヤツじゃない」と訴えたが 生活指導の強面教師はクロベーを真に受けてクロベーを尋問しやがった。

身に憶えのないのにクロベーは「知らない」と否定したが、状況証拠のみでクロベーの尋問は続き、語彙の乏しいクロベーは

ただ「知らない」と言い張るばかりで生活指導の教師の心証を悪くしたようである。

そして下校時間を過ぎその日の取調べは一端終了してクロベーは仮釈放となったんだ。
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ところが次の日あらぬ事に掛けられた息子を弁護すべくクロベーの母ちゃんが職員室に乗り込んで来たんだよ。

噂を聞きつけた俺とOは急いで職員室に様子を見に行ったんだ。

そしたらクロベーの母ちゃんは嗚咽して生活指導の教師にすがりつき泣きながら叫んでるんだ。

「あの子じゃありません!あの子は人の物をとるような子じゃないんですっ!!」てな。

噂はあっと言う間に全校を駆け抜け野次馬達が集まって来たんだ。

汚い格好で嗚咽するクロベーの母ちゃんを見て

「あいつら共犯に違いない・・・」

などと心ない噂が学校中を駆け抜けてクロベーに対するイジメや中傷は更に激化したわけさ。

この事態にさすがのクロベーもシュンとした様子だった。

俺とOはクロベーを励まし勇気づけ更にを晴らすべく探し聞き込みを開始したんだよ。 しかしなんの手がかりも掴めずクロベーに掛かったまま一週間を過ぎたある日担任の先生から思わぬ報告があったんだ。

紛失した現金入り封筒が見つかったとさ・・・・

なんと紛失したと思われていた封筒。

実はその女子生徒の勘違いで鞄の奥にあったんだよ。

でもあまりに騒ぎが大きくなったんで今まで言い出せなかったが良心の呵責に苛まれその子は泣きながら担任に事の顛末を告白したんだ。

「黒田くん、疑いを掛けてごめんね」と担任から報告を聞き終えた瞬間、

Oのヤツが突然立ち上がり「うおっー!!」叫びながら走り出、クロベーが最初に疑いを掛けたヤツにいきなりドロップキックをブチかましたんだ。

続いて俺も立ち上がり助走をつけてそいつにラリアットをブチかましたんだよ。

まるでゴディ・ウイリアムズ組みてーな見事なコンビネーションでな。

続いてその取り巻きのヤツら含め3人をボコボコにしてやったんだよ。

すると心の優しいクロベーは俺達を止めるべく「やめて!!」と割って入ってきて、

俺達は「おまえは悔しくないんか!!」とクロベーを払いのけ更に連中をどつきまくったんだ。

そんで俺達は駆けつけた生活指導の教師に取り押さえられたわけ。

当然怒られたよ。

俺達は何度も生活指導の教師にぶん殴られたんだ。

でもさこれくらいしないと気が済まなかったんだ・・・。

くろべーはもっとつらかったはず・・・・。

次回へ続く・・・。
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