泣ける話をさせてください。私のお母さんは、バツ2です…
1人目の旦那さんでお兄ちゃんと私を産み、2人目の旦那さんで妹を産みました…
1人目の父はギャンブル依存症で、多額な借金を抱え家に帰って来ないほどパチンコをしていました…
このままでは子供を育てられなくなるため離婚しました…
2人目の父は物欲が凄く、多額な借金を残して返済できないままこの世を去りました…
お母さんは2度も結婚を失敗し、3人の子供を1人で育てることになりました…
誰の力も借りず、夜は子供たちを家に置いて仕事に行っていました…
夜にお母さんが居ないのはかなり寂しかったのですが、妹がまだ幼かったので『夜は私がちびママをしなきゃ』と思い、寂しい気持ちは隠していました…
お母さんは『貧乏な思いは絶対させない』と思いながら働いていたそうです…
おかげで、貧乏だと思ったことは一度もありませんでした…
欲しい物がなくなるくらい買ってもらっていました…
他人のお父さんを見て羨ましいと思ったこともありませんでした…
お母さんの愛情だけで十分でした…
3人ともお母さんが大好きだったので、お母さんの力になろうと家の掃除をしたり洗濯をしたり、お母さんが喜ぶことを沢山していました…
おかげで、お母さん子家庭でも他人に自慢したくなるくらいとっても幸せな家族でした…
そして私も20歳になり、無事に成人を迎えることができました…
不意に、お母さんの顔にシワが増え小さくなった背中を見て、
「波乱万丈な人生だったね」
と言いました…
すると、お母さんはこう言いました…
「波乱万丈やったよ…子供たちを沢山振り回してしまったし……
こんなどうしようもないママに3人とも付いて来てくれてありがとうね…
けどね、もし人生をやり直せても、ママは同じ人生を歩むよ…
あなたたち3人に出会えるんだったら、また同じ人と結婚する…
その時はまた、ママのところに生まれて来てね」
私は、強く頷きました…
するとお母さんは嬉しそうに微笑んでくれました…
私も絶対、おお母さんさんのような強くて素敵なお母さん親になりたいと思いました…