私が惚れた子の話をします…
辛い過去ですが聞いたください。
私はもう既に40歳前を迎えた独身男だ…
未来も5年近く居ない…
そんな私が去年の5月頃に友人に誘われゴルフを始めた…
ゴルフなんてつまらないだろうと思っていたが意外と面白かった…
少し興味を持った私はよく練習場へ行くようになったんだ…
そこである女の子と知り合った…
凄く美人で品のある子だった…
私が見る限りまだ26歳くらいだと思った…
私はその子を初めて見た時に何て美人な子なんだろうと思った…
同時にあの子は若くしてゴルフをしているなんて余程の金持ちか何処かのお嬢さんなのだろうと思った…
その日から未来が気になりゴルフ目当てではなく練習場に行くようになった…
未来には偶に逢えたが臆病な私は何も話し掛けられなかった…
その生活が1ヶ月続いた頃だろうか私は勇気を振り絞って未来に声を掛けた…
「こんばんは」と一言…
すると未来はびっくりしたような顔をして「こんばんは」と言った…
とても可愛らしい笑顔だった…
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それから練習場で逢う度に私は少しながら声を掛けた…
もう完璧に未来に惹かれていたのだ…
風が強い雨の日私はナイター練習で練習場に足を運んだ…
するといつもは混んでいる練習場なのに未来一人しか居なかった…
私は勇気を出して未来に携帯番号とアドレスを聞いた…
すると未来は可愛い笑顔で私に教えてくれた…
私は堪らなく嬉しくって毎日未来にメールをした…
私が仕事休みの日曜未来も暇だと言うので2人でドライブに出掛けた…
私は恥ずかしながら未来の顔も見られなくて…
それでもただ未来と会話できるだけで嬉しかった…
未来の事を色々聞いた…
今まで付き合った恋人の話や趣味の話などを沢山話してくれた…
だが家族の話は嫌がってしなかった…
それから何日か経った後私は未来を幸せにしたいと本気で思い未来に告白をした…
未来は泣きながら「ありがとう」と言い付き合い始めた…
未来と沢山の場所へ行き沢山の思い出が出来た…
だが未来は自宅を私に教えてはくれなかった…そして家族の話は決してしなかった…
それで何度も口論になった事もあった…
未来と付き合い始め1年2ヶ月が経った頃…
未来から別れて欲しいと連絡が来た…
私は何事だか解らず話し合おうと言ったが未来は別れるの一点張りだった…
私は身を引いた…
未来を思い出し毎晩泣き明かした…
滅多に飲まない酒も毎晩飲み明かした…
仕事が休みの日友人の家に遊びに言った時の事だ…
友人の家の近くには極道一家の自宅と事務所があるのは私も前々から知っていた…
その家を通り過ぎ友人家へ行こうとした所の交差点だった…
私は何故か一時停止を無視して進んでしまったのだ…
運悪く接触事故になり相手の車はそこの極道の車だった…
事故を起こしたと同時に運転手が出て来た…
私は殺されると思った…土下座して謝った…
すると後部座席の方から「兄ちゃん何処見てんのや」と女性の声がした…
顔を上げて見てみると未来だった…
髪を上げ着物姿の未来だった…
私は訳が解らなくなりその場で倒れそのまま病院に運ばれた…
目を覚ますといつもの未来が居た…
私には何も理解出来なかった…
病室に私と未来と2人きりになり久々に話した…
未来は言った…
「うち来春に結婚すんねや…本当は結婚したくないんや」
未来は本当は四代目の娘で父親が決めた男と結婚させられるそうだ…
私を巻き込んで危険な目に遭わせたくなかったらしい…
未来は最後に言った…
「貴方は幸せになってや…うちは死ぬまで貴方を忘れんからな……
もし貴方が良かったら…来世は結婚して」
未来は病室を出て行った…
私は泣いた…
未来を愛していた…
未来の事は一生忘れないよ…
本当に本当にありがとう・・・。
ずっと忘れません。
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本当に泣ける話を集めてみました・・・。
素直になれない恋愛
私の恋愛の泣ける話