結婚の話をしに実家の両親に彼氏が結婚の申し込みをしに挨拶に来た...
会話は和やかで結婚の話にも触れていたし、両親もわたしと彼氏の結婚を祝福してくれていたが、彼氏は、
「お嬢さんと結婚させてください!」のようなセリフを言えないでいた自分がいた...
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彼氏は話を切り出すタイミングを失っている様子だった...
結局、彼氏は確信の言葉を口にせぬまま宴は終了した...
わたしは彼氏を送るために玄関に先に出た...
しばらくして、彼氏も玄関の方にやってきた...
彼氏は両親にペコリと頭を下げてわたしの実家を後にした...
わたしは彼氏を近くまで送っていった...
すると、彼氏がポツリと言った...
「おお父さんさん、泣いていたよ・・・...」
わたしはどうしてお父さんが泣いていたのか彼氏に尋ねた...
「○○ちゃん(わたし)が、先に玄関に行ったでしょ...
その時、俺、おお父さんさんに
『○○ちゃんを幸せにしますから』って言ったんだ...
そうしたら、おお父さんさんは俺の手を握って、薄っすら涙を浮べながら、
『娘を宜しくお願いします』って言ってくれた...」
わたしはその話を聞いて、目頭が熱くなった...
その後、しばらくしてわたしは彼氏と結婚した...
たまに実家に帰ると、お父さんは殆どお酒が飲めないのに、夫と酒を飲みたがった(/_<) ナケルネェ
後で聞いた話だが、お父さんは親類に以前、
「○○は嫁には出さん!」と語っていたらしい...
しかし、お父さんは夫を本当の息子のようにとても可愛がってくれ、夫をいつも誉めてくれた...
結婚3年目の今年、お父さんが他界した...
夫は「お父さんさんにロクに親孝行をしてあげれなかったな・・・」と言った...
わたしも、お父さんに親孝行らしい事を殆どしてあげれなかった...
でもお父さんは、息子と一緒に酒を飲めることが出来て、幸せだったのかな・・・と思うことが、慰めになっている(/_<) ナケルネェ
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結婚して8年になりますが
一人娘の結婚式