この話はかなり悲しい話です。
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上司が3年間交際した末にバツイチどうしで再婚した。
嫁さんには小学校低学年の連れ子が居た。
時々、この娘がなつかないんだよなあ、とこぼしていたものだ。
それでも幸せそうな結婚生活を送っていたが、嫁さんが白血病になり
1年とたたぬうちに、父と娘を残し鬼籍に入ってしまった。
葬儀も終わりに近づき、喪主を務めた上司が挨拶を終えた。
それから、傍らで目を真っ赤に腫らす娘の背中を押すと、 「皆さんに御礼のご挨拶しなさい」 と小さく言った。
娘は小さな手で顔を拭うと、用意してきた原稿をはっきりとした口調で読み始めた。
「ほんじつは、おいそがしいなか、ははのためにおあつまりいただき、ありがとうございます。」
上司は口元を真一文字に結んだまま、震えながらただただ上を見つめていた。
俺はもう涙が止まらなかった・・・
こんな泣ける話があったのかと感じた瞬間でした・・・・。
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