私の高3の時の話です...今の時代に本当の介護は存在するのかなって感じたんだ・・・。
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台風直撃の中、ずぶ濡れになって帰宅...高熱を出し肺炎併発、翌日即入院...
3日間点滴に縛られ、4日目ようやく点滴棒から解放されトイレへ...
向かう途中の個室から『だれかぁ~・・・』と呼ぶ声が...
すれ違った看護婦に「呼んでますけど?」言ったら『あのばあちゃんはいつもだから...気にするな』と...
次にトイレに向かった時も、まだ呼んでいた...
回りにあの看護婦が居ない事を確かめて、おそるおそる部屋へ入った...
「ばあちゃん、どうしたの?」 『こっち来ておくれ・・・』
傍に寄った私の腕を物凄い力で握り締め
『おんぶしてくれぇ・・・この部屋から出してくれぇ・・・』と涙を流しながら訴えて来た...
「ばあちゃん、私チビだからおんぶ出来ないよ」と言っても『じゃあ~少しの間でいいから』と...
「うん・・・」と返事をした途端、力を振り絞るかの様に上体を起こし、私の背中にしがみ付いて来た...
この時初めて「ベッドから落としてしまったらどうしよう?」と恐怖心にかられた...
そこをあの看護婦に発見された...
『なーにやってんの!!○○さん!!誰彼構わずにおんぶをせがむのは止めなさい!!あなたも病人のくせに、いらん事するんじゃーない!!』
物凄い剣幕で怒鳴られた...
見つけられて一瞬ホッとしてしまった...が、おばあちゃんに「ごめんね・・・」と言うと
『あぁ~、おんぶしてくれようとしたのは、あんたが初めてだったよ...ありがとうねぇ~・・・叱られちゃって、ごめんねぇ~・・・』と...
翌朝、個室はもぬけの殻だったんだ...
違う看護婦に聞いたら『あぁ...あのおばあちゃん、昨夜遅く亡くなられたのよ』と...
急いでベッドに潜り込み、声を殺して大泣きした...
「こんな事なら無理をしてでも、おんぶしてあげれば良かった・・・」と...
今は介護の「か」の字も無い時代...
あの時の後悔と自責の念を忘れずにヘルパーをしてる今の私が居るのはあのおばあちゃんのお蔭だ...
思い出すと今でも胸が痛くなるが・・・
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この話はおじいちゃんの感動する話
要注意人物だと思ったけど・・・。