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人生で2番目に泣いた話

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中学3年生になり私は卒業旅行先であるTDLに行きました。
クラスメイトの女子は皆違う小学校の子で、私の出身した小学校の子は男子が3人、女子は私1人だけでした。
TDL自体はとても楽しいところで、すっかりはしゃいで楽しい時を過ごしました。
私はミニーのぬいぐるみを買うつもりでした。亡くなったM子との約束を果たさないとなんて使命感にとらわれていたわけではなく。
ただM子におみやげを買おうくらいの軽い気持ちでした。
お土産はかさばるので最後に買おうと女の子同士決めていました。
集合時間を決めて皆バラバラとおみやげを買いに行きました。
そして私もおみやげを買いに行きました。
でも夜のTDLはふしぎなところですね。暗闇の中を横切るパレードやシンデレラ城を見ながら、あんなに人がたくさんいるのにまるで自分が世界中に一人のような気持ちになりました。
そんな不思議な感覚にとらわれながら、友達数人とおみやげを選びました。
そしてぬいぐるみ売場でミニーを選びました。なぜかその時目の前が涙でいっぱいになりました。バババババっと約束した時の小学生だったM子の顔がよみがえりました。
事情を知らない友達が私を心配してオロオロし、店内の好奇の目から守るように私を慰めてくれました。けれどその友達の中にM子を知る人はいません。
M子が亡くなったことも知りません。私は色々なミニーがいる中選ぶ気力もなく一番スタンダードなミニーの赤い水玉のぬいぐるみを買いました。
泣いた理由を特に友達は深く聞きませんでした。何事もなかったかのように普通に接してくれました。人がいっぱいで疲れたんだよね、と特に仲良かったSちゃんとKちゃんが外のベンチに私を座らせて買ったばかりのおみやげのクッキーまで開けてくれました。
他の女子グループまで顔をのぞきこんで泣いた私の心配をして申し訳ないやら気恥ずかしいやらでも頭がぼーっとしてしばらく立てずにぐずぐずする鼻をすすりながらボーっとしていました。

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そしてその後顔を真赤にした私はバスの中で担任に体の不調を気遣われ、夜は担任と養護学級の先生のところで寝ることになりました。
部屋で寝ようとしていた私に夜担任からディズニーの大きな袋を手渡されました。なんのこっちゃと思い中を見るとお菓子の缶やらシールやらぬいぐるみやらなんやら入っていました。
担任の話では様子のおかしい私(一番前の担任の横の座席で寝てた)はバスの中でクラスの噂になったらしく。
ミニーのぬいぐるみのくだりを誰かから聞いた同じ小学校だったSくんとNくんがミニー好きだったM子のことを思い出し、それで私が泣いたんだろうと察したんだそうです。
友達には仲の良い子へのプレゼントだと言ってあったので、その後ミニーとM子を結びつけたのかもしれません。彼らはお葬式には来ていなかったはずで、M子とも特別親しいわけじゃありませんでした。
でもちゃんと覚えていてくれたんですね。
それでM子を知っているSくんとNくんが自分のお土産の中からミニーの入っているものを探し、担任に私に渡しておいてほしいと頼んだのだそうです。
同じ小学校とはいえ普段交流のないSくんとNくんが私におみやげを渡すなんて変に思ったんでしょうかね、なんでと担任は二人に聞いたそうです。
そしてその後ホテルでSくんとNくんから事情を聞いたクラスの子達が協力しあい自分のお土産の中からミニーのグッズやミニーの入っているものを少しずつ出して集めてくれたんだそうです。
ありがたいやらなんやらで夜号泣しました。人生で二番目に泣いた時。

その後ミニーのシールやら個包装のクッキーやらやたらでっかいバルーンやら耳やら大きな袋に入れて別の小学校に進学した友達と3人でM子の家にお土産として持って行きました。
あまりに多いお土産に不審に思ったM子のお母さんにこの話をするとおばさんはぽろぽろ泣いて、後日うちのクラスに担任あてにジュースの差し入れをしてくれました。

あの日見ず知らずのM子のためにたくさんのミニーをくれた優しい中3NO
クラスメイト、ミニーが大好きだったM子。
今でもミニーを見ると思いだします。TDLの夜の光のパレードと一緒に。

長文ダラダラと失礼しました。

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