大切なバイク

先日、友達からバイクを借りて街中を走ってたら、右直事故でトラックと衝突した…
私自身はかなり吹っ飛んだものの、かすり傷程度で大事には至らなかった…
が、バイクの方は即死だったんだ…
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電話して病院に来てくれた友達に、私は土下座して謝ったが、
「いいんだよ、そんな事すんなよ…お前が無事だっただけで充分だよ」と言ってくれた…

責められておかしくないと思っていたし、
正直、今回の事故の原因は私の横着な運転にもあった…

それを詫びても、
「良い薬になっただろ…授業料はどんなのでも高くつく…今回は割安で済んで良かった」と言う…
そう言ってくれただけに、
なおバイクをダメにした事が申し訳なく思い、本当にすまんと何度も頭を下げた…

そんな私に、
「人にバイクを貸す以上、常に最悪の状況は覚悟してるよ…
それに、お前に貸す時は いつもバイクに頼んでたんだ…
『万一の時は守ってやってくれないか』って…
 あいつは、私との約束を果たしてくれただけだよ」

私は頭を上げられなかった…
友達がそのバイクをとても大事にしていたのを知っていたから、
きっとそうなんだろう、バイクが私を守ってくれたんだと思えた…

友達には新しい相棒を贈らせて貰ったさ…きっと今度も大事に乗ってくれるだろう…
私は今までの自分を悔い改め、良い友達と良いバイクに恥じぬ運転をしていく事を
形見のピストンに誓った…
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義兄弟の泣ける話
運命とは自分の力で切り開くもんだ

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