1人で泣きたいときに見る話,泣ける話,悲しい話,恋愛,家族,友達,動物の涙腺崩壊する話

おもいっきり泣ける話




家族

寿司職人の親父

投稿日:




脳みそが行かれている親父の話になります。
我が家の親父はかなりボケが進んでいて脳味噌プリン状態なんです。

スポンサーリンク


息子である俺の顔もわからんようだが台所に立たせると・・・。
スイッチが入ったかのように豹変してマシーンのように一切無駄な動きをせずに
酢飯の仕込みから魚の捌きまでを黙々とこなしてしまうんです。
現役時代となんら変わることのない熟練の手つきで寿司を握る親父。
その時に親父には家族は客にしか見えてないようで普段のフガフガした口調とはガラリと変わり
威勢のいい声で「へいらっしゃい なに握りやしょうか???」
おかげで我が家は月に一度、達人の本格江戸前寿司を味わえるのであったんだけどさ・・・。

初めはボケの進行を抑えるためのリハビリの一環のつもりだったが・・・。
さすがは13歳から寿司を握り続ける親父。
ボケてもなお衰えぬその手さばきには感嘆を漏らすしかなかったんだ。
「ホントにあんたは寿司バカなんだねぇ」とは、いつも涙をぬぐいながら寿司を食べる俺の母の談である。
こんなバカな親父だけどおれは本当に大好きだ!

スポンサーリンク




おすすめ記事

1

最悪な話だけどお付き合いください。おれは不倫していた。 4年間も妻を裏切り続けていた。ネットで出会った彼女。 最初は軽い気持ちで逢い、次第にお互いの身体に溺れていった。 幸いずる賢く立ち回ったこともあ ...

no image 2

私、ウエディングプランナーをしてて沢山の幸せのお手伝いをさせてもらったけど 忘れられない結婚式があります。 新婦は私より大分年下の10代で可愛らしい子、新郎は彼女より20歳ほど年上の優しい方でした。 ...

3

なんで戦争はなくならないのか・・・・。 戦争は本当にやめましょう。この話を見る前にあえて言います・・・。 涙腺崩壊です。 この話はドイツにいたおじいさんの戦争時の話になります。 祖父はドイツ人で戦中は ...

-家族
-

Copyright© おもいっきり泣ける話 , 2024 All Rights Reserved.