戦争中感動する話になります。この話は坂井三郎さんの手記の中にあるエピソードです。
この行為は敵地で無防備な姿をさらす危険行為なんですが、イタズラ心を起こした坂井三郎さんたち日本軍パイロットがオーストラリア軍基地を攻撃した後に基地上空で編隊宙返りを3回行ってオーストラリア軍は普通なら対空砲火を打ち上げるところですが、だまって彼らの飛行を見ていたそうです。調子に乗った、パイロット達は更に高度を下げて同じ事を繰り返してみせたそうですよ。
日本軍基地にオーストラリア軍から戦闘機が飛んできて爆弾ならぬ手紙の入った通信筒を落としていったそうです。
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その中のオーストラリア軍から日本軍に当てた手紙には、
見事な編隊飛行を見せてもらったお礼と、あのパイロットが今度来るときには緑色のマフラーをしてしてきてくれれば歓迎するという内容がしたためられていたそうです。戦時中なのにビックリですね!
もちろん坂井さんたちは上官にこっぴどく怒鳴られたそうですけど、戦後の手記には、血みどろで戦う戦場にも時には敵と味方の間にこんな風が吹くんだなとなりました。戦争でもお互いは同じ人間です。本当に戦争なんかなくなるのを祈るばかりです。
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