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ステイゴールドの感動話

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ステイゴールドの感動話になります。
今回の主役はステイゴールドです。
成績はパットせず、目黒記念前までは、全37戦3勝2着12回3着8回、重賞未勝利の競走馬。
なんしか気性が荒く騎手の言うことを聞かずに走る馬。
直線真っ直ぐに走らんことなど当たり前な馬。
ゴールに向かわず逆走してまうこともあった暴れん坊。
ほんせやけど、強い馬が相手であれば気合いが入るのか?
必死のパッチで追い詰めるもののわずかに届かず2着で終わってしまうそないな馬やった。
サイレンススズカやスペシャルウィークといった
超のつく名馬を相手に積み重ねた2着の数を揶揄されて、
「名はゴールドなのにシルバーメダルコレクター」などと呼ばれとった馬。
でもそんな馬でも何よりステイゴールドは人気者やった。
雄大な馬格の馬に混じると
彼の小柄な馬体はぜったい見栄えはしなかったけどさ。
「負けるものか?」とばかりに前の馬に食らい付く姿に心を動かされて・・・。
次第にファンが増えていった競走馬。
強いもの、派手なものに憧れる人がいたようにさ。
何度負けても勝つまで頑張る姿に共感する人もいたのやろうな。
そないなようけのファンが、何ぞの予感を抱いて来ていたのが2000年5月20日やったのかも知れへん。
デビュー以来手綱を取ってきた熊沢騎手からリーディング騎手の武豊に乗り替わりが。
その予感が的中しやっとのことで勝利を挙げたステイゴールドに拍手を送りながらも「少し寂しいな」と隣の中年男が呟くのが聞こえた。
このままステイゴールドは他の名馬と同じようにGⅠを勝ちまくって強さを見せんねろか。
ここまで彼を応援してきた「勝てへん」ファンにとっては・・・。
今日が彼とのお別れなのかも知れへん。
ウチは、当時は前途洋々やったこともありステイゴールドにはあまり共感できんかったけどさ。
ほんせやけど少し寂しい気持ちになりよったさ。
やけど、ステイゴールドはまるで彼のファンを大事にするかのように
「勝てへん」レースを続けたんだ。
その後GⅠを4戦して4着、7着、8着、7着。
6歳とるっちゅう年齢を考えると馬体は衰えて始めとるのかも知れへん。
もしかしたら、目黒記念が最後のゴールドメダルになってしまうのやないか。
当時のインターネットの掲示板には毎回そないな内容が書かれとったさ。
2001年3月に7歳になったステイゴールドの陣営は

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海外レース・GⅡドバイシーマクラシックへの挑戦を決定した。
「国内でGⅠを勝てへんのに海外なんて無謀だ」などと非難する声もあった。
実際に相手は世界最高峰のレースを勝っとる馬ばかりで中でもエミレーツワールドシリーズ(競馬世界ランキング)トップの
ファンタスティックライトが有力視されとった。
レースは最後の直線までペースが緩まん厳しいものになりよった。
残り200mで抜け出したのはやはりファンタスティックライトやった。
厳しいペースを走ってきた後ろの馬にファンタスティックライトを抜くだけの力はあれへん。
と諦めかけた時、いつものように馬群を抜けて黒くちっさな馬がファンタスティックライトの後ろを
追いかけてきた姿をテレビカメラが捉えたさ。
ドバイでは馬券は存在せず賭け金も配当金も存在しぃひん。
純粋にレースを楽しむ観客が集まっとる。そのドバイの競馬場であの目黒記念と同じようにおっきな歓声が上がったのはこの日のステイゴールドに「何ぞが起こる予感」を抱いて
わざわざ砂漠の国の競馬場までようけの日本のファンが詰めかけとった
とるっちゅうことやろう。その大歓声に後押しされるようにステイゴールドはファンタスティックライトを一歩一歩追いつめほとんどいっぺんにゴールした。
そして・・・写真判定の結果、ステイゴールドが数㎝の差で勝っとった。
とにかく身震いがして感動しました。

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